ちょっとした差が大きな差に

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どんな技術であっても新しいものを身につけることは困難を伴う。The Bi-Digital O-Ring Testを勉強して20年以上経つが、初めはこの技術、本当に身につくのだろうかと思いながら取り組んでいた。下津浦先生という師匠のご指導のおかげで何とか形になってきて、最近では目には見えない病気の原因を探ることが出来るようになり、難しい患者さんの治療成績も以前とは比べものにならないぐらい上がってきた。最近は超音波を使って身体の中を診ているが、又これが難しい。自分で想像したとおりに画像が得られれば興味も湧くのだろうが、思った通りの画像を出すことに一苦労する。The Bi-Digital O-Ring Testの時もそうだったが、目に見える解剖を続けてこれ以上探るには、目に見えない世界まで手を拡げなければ問題が解決しないことがわかったので、必死に食らいついて学んだ。この気持ちがなかったら、続いていなかったと思う。超音波もどうしても身体の中の詳細な情報が欲しいと渇望しているから続くのだと思う。The Bi-Digital O-Ring Testも長年やっているので少しは人様に指導できるようになったが、皆さんは指を引くだけなんだからもっと簡単に身につくと思っている。しかしやってみると奥がとてつもなく深い。そしてそれを身につけるとこんな事までわかるのかというぐらい、今までの疑問に対して答えを出してくれる。こういう経験をしていると、「思ったよりうまくいかない。」と感じたときが大きな分かれ目である。志があればそこを乗り越えられるが、それがなければすぐに辞めてしまうと思う。このちょっとした差が10年、20年でとてつもない差になってしまうと最近つくづく感じている。

2019年3月27日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中