なぜ悪くなったのか、何をすれば良くなるのかわからない梨状筋症候群

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梨状筋(りじょうきん)の下から坐骨神経が足に向かって出ていて、梨状筋に問題があると坐骨神経痛を起こす。常連さんが梨状筋症候群になり、治療に手間取っている。カルテを見たら以前も同じ症状でその時も治療に手間取った。今回定番治療をしても殆ど痛みが変わらず、先程診たらなぜか楽になっているという。どうして梨状筋症候群が起こり、なぜ良くなったのかが前回も今回も全くわからない。普通、坐骨神経痛は平らなところを歩くと楽だが、この方は平らなところが辛く、階段が楽だという。普通の症状と逆である。ただ言えることは発症してから楽になるまで7-10日程かかり、突然楽になる。話をよく聞くと環境の変化が大きいように思う。今回良くなった1つの理由は出張であった。新幹線の移動や慣れないホテル、色々と歩いたりと普段と環境は違う。だから旅は勧めている。長年治療をしていてもなかなか病態の掴めない症状の方は多い。こういう場合は諦めないですこし時間を掛けて様子を見る「時間薬」がよく効く。

 

2018年10月23日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中