アキレス腱滑液包炎に関して

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歩行訓練をしている方が、ジムで少しきつい靴を履いて踵のところアキレス腱が痛いという。本人は捻挫のつもりでおほっておいたら、歩くのも痛くなってしまったという。アキレス腱が踵骨(かかとの骨-しょうこつ)にくっつくところに痛みが出ている。これは専門的にはアキレス腱滑液包炎と言って治療が中々難しい。以前、病院勤務時にこの患者さんに2ヶ月間毎日痛みが取れないと言われて、こちらが参ってしまった。多くの方は捻挫と同じと考えているので、特別何もしない方が殆どだが、我々からしてみるとまずは痛みを感じなくなるように、テーピングや湿布、足首のサポーターでの固定、本当に酷ければステロイドの注射までやらなければならないことがある。それでもだめならギブス固定である。捻挫と同じぐらいにしか考えていない方には、ギプス固定と言われて皆ビックリしてしまう。少しでも炎症を落ちつかせるために、氷で数時間冷やしたり、靴だとあたって痛いのでサンダルにしたりと工夫出来ることは何でもしないと治らない。ほおっておいて2ヶ月ぐらい痛みが続くことはざらである。これがアキレス腱炎となると、テーピングと簡単に冷やすだけでいいのだが、かかとがかかわると極端に治療が複雑になる。こういうことは苦い経験から学んだ。

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2016年8月24日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中