アロエを飲んだら腹痛で服用をやめた話

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腸のことは何度も書いているが、便秘で下剤の選択をどうしたら良いか質問を受ける。分類すると下記のようになる。

■刺激性下剤
腸を動かす
ダイオウ、センナ、アロエ、フェノバリン、ビサコジルなど
■浸透圧下剤
腸内水分を増やし下痢を起こさせる
硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、酸化マグネシウムなど(塩類)
■膨張性下剤
水分を吸収して大容積で大腸を刺激
カルボキシメチルセルロース、寒天、アルギン酸ナトリウムなど。
■浸潤性下剤
大腸内の固い便の塊を柔らかくする
浣腸と座薬・直腸を直接刺激して排便を促す
浣腸にはグリセリンや薬用石鹸を使い、効果は即効的。

便秘解消は腸を無理矢理動かすか、水を増やして下痢をさせるか、便の水を増やすか、便秘を柔らかくするか、直腸を直に刺激するかである。特にこの中で腸を動かすのは昔から、「しぶり腹」と言って腹痛を伴う。お腹が痛くなってトイレを用を足すので、少し嫌がる方もいる。水分を増やす程度なら身体は楽だが、これで必ず出るとは限らないので、どうしても腸を動かす治療がメインになる。センナなどは有名で病院でよく黄色いアローゼンを処方されるだろうが、あれは中身はセンナである。このセンナと同じ作用をアロエが持っている。我々はよくアロエを指導するが、しぶり腹を伴うことが多い。今日来た方はアロエを飲んでお腹が痛いので止めたと言っていたが、効果はどうだったか聞いたら、よく効いたという。止めたい気持ちは分からないではないが、そういう薬効である。ちゃんと出たなら効果覿面である。ちょっとしたことだが、知っていると今頃ともっと便秘が解消されていたと思う。

2017年4月27日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中