インフルエンザと体調

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常連さんがインフルエンザにかかり、治療を受けて熱は治まったが体調が戻らないという。何が戻らないのか聞いたら、朝は目覚めはいいが、何となく胃腸が動いていない。どこだかわからないが身体がだるいと言う。本人は、「熱が下がったということはウィルスがなくなったわけでしょう。どうして身体が元に戻らないのかわからない。」と言う。正確に言うとウィルスは減るだけだが、確かに熱の原因はウィルス感染、しかし熱が下がったというのはウィルスが発熱させていないだけで、自律神経失までちゃんと働いているわけではない。まして朝目覚めがよく、胃腸が動いていないという症状は交感神経優位丸出しである。こういう時は身体の末端が硬くなり、胃腸は動かない。解熱ですべて解決するわけではなく、自律神経が整うまではダメである。こういう時は少し欲望のまま生きて、発汗などはお薦めである。個人的には「お嬢様生活」と言っている。食べたいときに食べ、寝たいときに寝る、やりたくないことはしない・・・。そうすると副交感神経優位になり、胃腸が動き出す。我々の治療は副交感神経優位にさせるのが目的である。だから治療が終わった後に、トイレで用を足し、お腹が空き、眠くなればそれが1番良い治療効果である。体調が戻り、本人が自覚出来るまでにはもう少し時間がかかりそうである。

2019年2月5日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中