カルボナーラとうどん

印刷する

前立腺がん出来ている方に毎回糖分の過剰摂取と指摘している。背中の膵臓の反応点の硬さを診ればわかるので、毎回指導する度に嫌な顔をされるが、仕事と思い言い続けている。今回は、「先生が牛乳はダメだと言ったから、カルボナーラを止めてうどんを週3回食べています。膵臓が大分良くなったと思います。」と言うので調べたら、全く前回と変わっていない。本人にしてみたら白米は減らしお菓子も減らし、ケーキも食べずカルボナーラも止めて、食生活100点と思っているが全く改善されていない。「白米を減らし、うどんにしてどうしてダメなのですか?」と聞くので、「炭水化物は糖分と繊維の事です。うどんを週に3回食べるより、カルボナーラならそんなに頻繁には食べられないでしょうから、そっちの方がいいかも知れません。」「え、折角好きなカルボナーラを止めたのに・・・。」「がんをやった後は基本的に食事は蛋白質と繊維でいいです。糖分はどうやっても入ってきますから、ゼロでもいいぐらいです。糖分はガンの餌で、年をとるは糖分は殆どいりません。極論して絶食しても脂肪から糖分を身体は作れます。炭水化物はかなりの糖分と思って下さい。」この話をした後で、「解糖系」と「ミトコンドリア系」の話をした。この方は、「白米はいくら食べてもいい。」と教えられ育ってきたという。それは子供の話で大人には通用しない。本人の努力と結果が中々一致しないが、食に関しては生い立ちを否定しないと改善できない部分もある。特に食は文化なので、難しいといつも感じている。以前論文で、40年前の日本人の平均的な食事に戻したら、2ヶ月間で高脂血症などの病気は殆ど治ったというのを読んだことがあるが、生活が便利になっても食生活は昔のままでいいと思う。

2017年4月27日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中