一人暮らしとぎっくり腰

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普段は山登りをして元気な方が、ぎっくり腰になったという。話を聞くと、久しぶりに友達と遠出をして美味しい物を食べたという。話を聞いただけで、車の運転で足の左右差、お腹の状態が良くないとわかった。身体を診ると右の脛だけこっている。アクセルとブレーキ操作である。これは想定内なのだが、お腹を診てビックリである。この方は娘が嫁いで今は一人暮らしである。どうしても食事に気を使わなくなり、友達と久しぶりに楽しい旅行の時にはお酒が進んでしまうと言う。そこまではいいのだが、この方の家系は全員、膵臓に問題がある。膵炎や膵臓がんばかりである。そしてお腹を触ったら、痛くてお腹が触れない。へその上を押すと痛い腰に強く響くという。背中を診ると膵臓の反応点が痛いという。これはぎっくり腰ではない。そしてお腹を押して離すときに痛がるので、膵炎の可能性も考えた。こういう状況だと色々な治療をしてもほとんど効かない。酷くなれば医者に行かなくてはならないが、まずは絶食と安静で様子を見てもらうことにした。よく考えれば一人暮らしと食生活、たまの休みの友人との深酒、車での移動など悪条件が一杯あ、腰の治りを悪くしている。食生活は女性でも適当になってしまうのだから、男性の一人暮らしでぎっくり腰で我慢している方はもっといるのではないだろうか。少し老後の腰が心配になってきた。

 

2016年8月27日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中