中年女性のお腹の問題

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60代70代の女性を診ていると、「お腹の問題が治まればこんなに色々と症状が出ることはないのに・・・。」と良く感じている。閉経後、甘い物の誘惑に負け、中年太りに悩まされ、スカートが入らなくなり、ゴムのスカートを買ったりする。何となく便秘もあり、坐骨神経痛もある。物忘れは段々深刻になり、旅行に行っても階段の多い神社などはお参りが出来なくなる。夜の宴会は元気だが、翌日の便秘には悩んでいる。下腹部を見ると情けなくなるので少し強めのガードルでごまかす。強く締めすぎるとご飯が食べられないので、微妙な締め加減のものを選ぶという。運動するよりテレビを観ている方が好きで、この季節花粉症で外に出たがらない。少し運動でもと思ってはいるが、もう少し暖かくなってからと思ってしまう。特にこの年代の女性は骨盤底筋の低下などの問題で、便秘や尿漏れ、坐骨神経痛、足の冷えなどの方が多い。そういう方達のお腹を治療する度毎に、「重力に全く勝てていない。」と感じてしまう。きつい筋トレをしろとは言わないが、最低限、便秘や坐骨神経痛が出ない程度の訓練は必要だと思う。先日そんな話をしていたら常連が山登りをしていたときに、75才のすごい男性に出会ったという。1年のうち360日ぐらい3時間かけて山に登り、また3時間かけて山から下りてくると言う。そして午後の3時には家でくつろいでいるという。その方の歩くスピードの速さに驚いたという。そんな方は滅多にいないだろうが、せめて家事と買い物と散歩程度はお薦めしたい。今の時代、家事は代行、買い物は届けてくれるでは運動する場がない。多少の訓練で簡単に症状は消えるので実行してもらいたいといつも感じている。

2019年3月27日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中