乳がん誤診とその後

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10数年前に乳がんと言われ手術をした方が、昨年胃がんの手術もした。本人はすっかりがん体質と思っているが、娘が乳腺炎になりがんと誤診される話を聞いてきて、自分も誤診だったかもしれないといいだした。がんは細胞の顔を見て問題のない「白」からがんの「黒」まで色々と段階がある。殆どが「灰色」であるために、医者が念のため取りましょうという。取ってみて問題はなかったとなれば患者は怒るだろうが、しかし「灰色」のままにしておける方は少ない。「あなたの乳がんらしきものは「灰色」です。時間が経って「黒」になるかも知れません。「黒」になるまで放っておきますか?放っておくと手遅れの可能性が高いです。どうしますか?」と言われれば「手術して取って下さい。」と言うだろう。以前亡くなった大橋巨泉さんが医者から、「あなたには胃がんがあります。部分切除をして毎年内視鏡で様子を見ますか?それとも全摘をして胃がんの不安をなくしますか?」と言われて、「全摘をお願いします。」と言ったという。がんの不安を持ったまま中々人は生きられない。誤診は避けて戴きたいが、結果から言うと切って良かったとなる。がんのレッテルを貼られて注意もする。がんの治療にはそういう一面がある。

2017年6月14日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中