乳腺炎と抱っこ

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以前から「赤ちゃん5kg症候群」と言って、母親が抱っこし続けられるのは5kgまでと言っている。父親は7kgが限界である。しかし生まれてすぐに7-8kgはいってしまい、首もすわると良く動く。身体をのけぞって動くから支えているだけでも大変である。あっという間に10kgを越える。抱き癖をつけると大変である。娘から母親になるということは、腕が太くたくましくなるということである。授乳中に乳腺炎になる方もいる。昔なら乳揉みと言って町に一人ぐらいおばさんが揉んでくれたが、最近は殆ど話を聞かない。授乳期間が短いことも影響しているのだろうが、乳腺炎は今まで味わったことがないぐらい強烈な痛みに襲われることがある。最終的には切開しなくてはならない。そんな時切開した側の腕で赤ちゃんは抱かない方がいい。胸の筋肉は肩関節についていて、術後は極端に抱っこできる能力を落とす。脇の下が腫れたり、腕が腫れたりする。本人は乳腺炎を治したのだから抱っこしていいと思っているだろうが、抱き続けていると症状は辛くなるばかりで自然回復しない。そればかりか噛み合わせの問題や首のゆがみまで起こす。悪化すれば鬱病も発症しかねない。乳腺炎の手術後の抱っこが、その危険性をはらんでいる。

 

2016年1月27日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中