五十肩とステロイド

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最近、五十肩の方が多い。ある患者さんが、「ステロイドは打てば効くと言うし、打ち過ぎはダメだという。私の場合はどうしたら良いのか?」なるほど、こういう質問はもっともである。こういう場合は私自身、次のような基準を持っている。

  1. レントゲンを撮って石灰沈着と言われ、痛みが強ければ1回はステロイド注射を打つ。
  2. その後痛みがよくなれば良いが、また同じような痛みが出たら、2-3回まで試し、その後は少し注射を考える。
  3. 痛みのレベルが強くなく、肩関節も動くようならリハビリで様子を見る。

以前病院勤務の薬剤師の先生が五十肩になった。多少我慢したが、痛みがあるので来院され、「なかなか治らなくて困る。どうしたら良いの?」「先生、レントゲンは取りましたか?」「まだ。」「では撮って下さい。場合によっては注射になります。」その後レントゲンを撮って、明らかに石灰沈着で医者がステロイドを打った。「あのステロイド注射効いた。すっかり治ったと思ったら、また最近痛む。2回目打っていいの?」「何割、痛みが取れたのですか?」「8割」「どうしても辛いときは打ってもいいと思いますが、でしたらあとは注射を打たないでリハでやりましょう。」

これは病院職員だから出来たことかもしれませんが、ただ打てば良いというものではなく、打たずに我慢すればいいというものでもありません。何事もさじ加減が大事です。

2017年10月19日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中