人工股関節の話

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五十肩で通っている方が股関節の調子が悪いという。話を聞いているうちに病院にもあまり行っていないようなので、受診を勧めたら「出来るだけ早い時期に人工股関節の手術をした方がいい。」ということを言われたという。昔なら人工関節が7-8年ぐらいしか持たなかったから、再手術を考えると気が重かったが最近のは素材の改良で30年ぐらい持つので、術後無理をしなければ問題がない。股関節の痛みなどは見事に取れるし、そこそこの運動も出来る。しかし本人は山登りが出来ると思っていたという。具合の悪い骨を金属に変えたのだから何でも出来ると思っていたようだ。我々から見ると人の骨は壊して作る(骨芽細胞と破骨細胞)を同時に行っている。すり減ってもある程度修復が効く。しかし金属はすり減ったらそのままである。術後大切に使うのがコツである。昔は金属のすり減りで粉が関節内で炎症を起こしたりしたが、いまは改善されているので、益々御身大事が大切である。水泳などで筋トレをして戴き、良い状態を大切に酷使せず優しく過ごして戴きたいが本音である。がんがんなんでも出来るわけではない。気持ちは分かるがくれぐれも大切にしてほしい。

無題

2016年8月4日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中