今までの整形外科では扱えない痛み

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仕事柄、普通の整形外科であまりうまくいかない患者さんが多い。レントゲン、CT、MRI、超音波診断、血液で問題がなく、あまり痛がればステロイドの注射しかないと言われ、それでもダメなら開ける(手術)と言われる。症状によっては開けなければどうにもならない方はいるが、開けずに何とか方法を探している患者は多い。そうなると試しに鍼灸でもとなる。我々の扱える範囲内であればいいが、当然手に追えない方もいる。そうなると当院では「筋膜リリース(ファッシアリリースと言っている)」か「モヤモヤ血管」を勧めている。どちらもレントゲンやCT、MRIに映らない。結局今までの整形外科は写真に写るものばかりを対象にやってきたが、その痛みの原因が映らないものにあるとお手上げになってしまう。ファッシアリリースは高精細な超音波診断装置を使うし、モヤモヤ血管は造影剤を入れないとわからない。ここまでやってみて痛みが取れなければ、ミオパチーのような自己免疫疾患を疑う。それでもだめとなると神頼みになってしまう。時代の変化と共に医療機器が高精細になり、今までははっきり映らなかったものが写り、開ける前に正確に診断できるようになっては来たが、やはり何処に問題があるのか明確にしないと、痛みは取れない。段々と本当のことがわかってきた。いい時代になったと感じる。

2019年2月28日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中