仕事中に居眠りが出る話

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責任のある立場の方が最近仕事中に居眠りが出るという。どういう時か聞いたら、どうでもいいような会議や聞かなくてもいいプレゼンの時だという。時間を聞いたら午後だと言う。これは食後の高血糖を下げるためにインスリンが出たと思い聞いたら、昼は食べていないという。時間も午後2時だったり、4時だったりという。自分がしゃべるときは何ともないが、レベルの低い話の時に眠気が強くなると言う。身体を診たら過去最悪。我々はこういう場合、詰め込みすぎをJAMという。いちごジャムのジャムである。交通渋滞をtraffic jamと言うが、ギュウギュウ詰めのことである。今まではこんな事はなかったのに理由を聞いたら、新しい部署で激務だという。どのくらいか聞いたら、会議が日に15本、メールが200通、報告を受けるだけで数時間、外部からお客様も来る。自分の仕事がまったくできないという。結局自宅に戻ってから自分の仕事をこなし、終わるとそのまま寝ているという。いくらタフでもこれは無理である。こういう状態が3ヶ月続いているという。これでJAMの理由がわかった。そういうことなら眠気は自分の身体を守るための反応であり、実に有り難いという話をした。仕事柄、色々な社長は、「会議は日に5本まで、難しい話は三段論法で5分以内にまとめろ、書類はA4で3枚まで、あとは別ファイル。社長が忙しいのは駄目。暇すぎるぐらいで丁度良い。その時間にアイデアや新しい構想を練る。知り合いの社長などはいつ電話をしても暇と言う。そして逢って話をすると自分のアイデアがまとまり、方針が決まる。それが社長の仕事なのに、日本の社長は雑務を仕事だと思っている。兎に角忙しすぎる。これでは新しい物は生まれない。」と教えてくれた。耳の痛い社長もいるだろうが、成る程と思う。いくらタフでもものには程度がある。やはり居眠りが出るのは何処かが間違っている。

2017年12月30日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中