医者の処方の腹づもり

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通っている女優さんに喘息の反応が出ていたので、「いつもの先生に喉を診てもらいなさい。」と言った。内視鏡の結果はやはり声帯に少し炎症があって、吸入(副腎皮質入り)と咳止め、去痰剤が出されたという。我々から見るとちゃんと吸入だけやってくれれば治ると思うのに、咳止めと去痰剤だけ真面目に飲んで吸入は殆どやらなかったという。これでは何にもならない。今日来てまったく喘息の反応が良くなっていないので聞いたら、そんな話であった。常連の患者さんには医者から出た処方を見せてもらっている。どんな薬をどれだけ出しているのかを見れば、どんな気持ちで薬を出したかがわかる。医者は、「○○さえちゃんとやってくれれば治るだろう。」とか、「△△は辛いときだけであとはいらない。」とか、「後々再発したときのために、□□を出した。」などと腹づもりがある。そこを聞いたり、知らなかったりすると治療のピントがずれてしまう。この女優さんにはもう一度喉を診てもらいなさいと話した。処方も医者の腹づもりがわかるともっと効果は上がる。

2018年9月5日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中