坐骨神経痛とぽっこりお腹

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若い女性で坐骨神経痛の方が来た。色々と調べてみると胃腸がほとんど機能していない。腹圧が高くそれが原因で、坐骨神経痛を起こしていた。本人は食事に気をつけているつもりだが、内容を聞いてみると、「健康のために野菜と果物、納豆。腸のためにオリゴ糖。」という。以前から野菜は胃腸に負担をかける事を書いているが、野菜で健康になると思っている方は多い。野菜の繊維は消化できないので、腸の掃除にはいいが、胃が楽に消化できるのは蛋白質である。胃酸のpHは1-2と強酸だが、肉にかけるだけで溶ける。肉も脂分があるとまた別の消化酵素で分解しなければならないが、脂をよく落とした肉ほど胃は楽ができる。果物も健康にいいと思っている方は多い。りんご、バナナ、トロピカルフルーツは勧めているが、全部食べたら甘い物取りすぎになってしまう。女性の背中も膵臓が反応していて、「甘い物で左腰痛」が当てはまる。左腰痛の場所は腸の反応点でもあるので、左腰痛が慢性だという。こういう状態では胃腸が機能しない。機能しなければ腹圧が上がり重力で下腹部がぽっこりする。それを治そうと益々野菜をとっては治らない。食事を正し、胃腸機能を整えると簡単に下腹部は5-10cmぐらい引っ込む。ぽっこりお腹を治したい乙女心はわからないでもないが、やっていることが逆である。

 

2016年3月2日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中