子育て環境について

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仕事柄新米ママは多い。出生率が1.26の最低から1.44と多少は上がったものの、まだまだ心許ない。これは以前テレビで見た話だが、何処かの島が地域全体で子育てをする習慣があるという。子供が出来ると近所の方が手伝ってくれたり、おばあちゃんからは「子供は宝。」と毎回言われ、レストランに行っても皆子連れ。どこへ行っても子育てしやすく、又褒められる。少しぐらいなら子供を預かってくれるし、ご飯も食べさせてくれる。電車に乗ってもベビーカーがまず優先。これはフランスに住んでいる方から聞いた話したが、日本では山手線にベビーカーを乗せると口には出さないが何となく、邪魔者扱いされると感じるという。フランスでは国を挙げて少子化に取り組んでいるので、不妊治療は4回まで国費、つまり無料、電車に乗るときは手伝ってくれるのが当たり前、日本との違いに子育てしにくい国と言っていた。飛行機で子供が泣いても誰も文句は言わないが、お母さんは何となく気まずい雰囲気が確かにある。これでは又生もうとは思わない。私自身、田舎育ちだが親戚の環境を見ていても皆結婚が早い。20才そこそこで所帯を持ち、3人ぐらい生み、45才ぐらいで子供の結婚も早いとおじいさんになっている。友達と遊んでいても小さい子がいるのは当たり前、隣の子供を預かるのも当たり前、姉妹同士でまとめて育ててしまう。親の結婚が早いと子供も弟妹を育てながら成長するから、結婚が早いし、自分の子供も同じ感覚で育ててしまう。中々都会でそういう環境はないが、せめて新米ママには「日曜日2時間」を実行してもらいたい。これは以前、子育てで鬱病になりそうな方と話をしていて思いついたことだが、週に一度2時間完全に子育てから解放してあげる方法である。新米ママが一番辛いのが、休みがなく365日24時間労働と言うことである。普段特別大してことをしていなくも休みがないというのがきつい。週に一度2時間オフに出来れば、ランチか買い物、映画かパーマ屋さんぐらいである。4時間とかになってしまうと胸が張ってきたり、子供が気になる。2-3時間が丁度良い。これがあると新米ママが逆算する。「今日は木曜日だからあと2日頑張ればランチに行ける。」これで頑張れる。自分の周辺に子育て環境がない現代社会、せめてこれぐらいは息抜きをしてもらいたいと思っている。

2018年12月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中