宴会と山登り

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膝の治療できている方が、週末山登りをした後、そんなに高くない山だったのに足の筋肉痛が取れないという。調べてみると山を登ったために筋肉痛が起こったのではなく、スタマックラインの反応であった。お腹を触ったら異常に痛がる。これは何かあったと思い聞いたら、「登山の前5日間連続で宴会だった。」と言う。これには驚いた。胃腸が全く動いていない。本人も体調が悪く、とても食べられないという。我々は太腿を診ると山を登るときに使う大腿四頭筋と、スタマックラインの明確な違いが分かる。そしてハムストリングも過敏になっていた。これは下腹部の反応である。おそらく腸が動かないからだろう。ハムストリングが硬く過敏になれば、大腿四頭筋は影響を受ける。おそらく筋肉には普段の器の30%ぐらいの能力しかなかったのであろう。大腿四頭筋もハムストリングも自覚症状が出にくいから、本人は多少宴会続きで20-30%普段より少なめと思っていたようだ。だから普段の半分ぐらいのことをしてどうして筋肉痛になったか不思議がったのだろう。しかし現実は普段の20-30%なので、50%のことをすれば完全にオーバーワークである。原因がわかればどうという話ではないのだが、これに懲りて登山前の宴会は止めるのではないかと思っている。

2017年4月9日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中