心臓弁膜症と腰痛

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ご紹介で年配の女性が来た。主訴は腰痛なのだが、話を聞きながら少し気になるところがあった。以前に心臓の弁膜症を指摘されてその後辛くないので、検査をしていないという。しかし何となく胸と背中は違和感を感じるという。以前、石原裕次郎や加藤茶が大動脈解離で話題になったが、特に加藤茶の場合の主訴は背中の痛みであった。我々のような鍼灸院も背中や腰が痛いと言われても、大きな病気が隠れている可能性を考えておかないといけない。そしてこの方は膝が伸びない。痛みが全くなく、レントゲンは撮っていないという。腰にしてみれば弁膜症がどういう状況かはわからないが、胸と背中は心臓の反応点なので、上からの悪影響、下からは膝の悪影響で文句を言いたくなるだろう。まずは循環器をチェックして膝も診て頂き、結果が出てから本格的に腰痛治療が始まると説明した。患者さんは、「そういう事があるんですね。」と言っていたが納得された様子。時々は身体の総点検をお薦めしたい。

2017年10月9日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中