適度な心配と親孝行

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年齢的に少し痴呆が始まりかけている方は多い。子供にしたら親のことは心配だが、個人的にはあまり心配をかけすぎないのもどうかと思う。80代ぐらいになり時間とお金は余裕があり何も心配がないとすることがない。どこにも行かず1日中テレビでは痴呆は進みそうである。そんな時は子供が適度な心配を親に与えると良い。「最近会社の成績が良くなくて・・・・。」「息子が怪我をした・・・。」「少し資金的に100万ぐらいあれば・・・。」「娘が学校でどうもいじめられているみたい。」親が子供を助けたいのはもちろんだが、おじいちゃんおばあちゃんにしたら孫のことは一大事である。そんな話をしたら、「孫の○○はその後どう?」「100万ぐらいならいつでも言って。」「孫の○○がいじめられているなら知っている人に相談してみようか。」とおじいちゃんおばあちゃんは必死に悩む。のんびりなどしていられない。何とかしなくてはと思う。そしてこれを誰かに話すときに脳を使う。しゃべって考えて応答して聞いて、又返す。脳が活性化することは間違いない。自分だけで考えているのでは駄目で、大きな声でしゃべると良い。だから誰かに聞いてもらうと良い。しかしこの刺激は強すぎるとダメだ。適度が良い。くれぐれも強くなりすぎないように注意して欲しい。さじ加減を調整しながら心配させるのも親孝行だと思う。

2018年6月2日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中