我慢弱いの具体例

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言葉で我慢弱いというのは簡単だか、どうもしゃべっていて患者さんがイメージが掴めないみたいなので、少し具体的な話をしたい。先日ゴールデンウィークに初めて連休を頂き家内と名古屋と奈良に行ってきた。名古屋では名古屋城と徳川美術館を見る予定を立てていた。しかし天気も悪く名古屋城を見ただけで少し疲れて腰が痛くなってしまった。無理すれば徳川美術館に行けないことはないが、翌日のこともありそのまま奈良まで移動してしまった。この話をすると殆どの方は、「折角名古屋まできて徳川さんを見ないのだ。」と言うだろう。しかし我々からすると翌日は奈良で動き回る。その翌日はびっしり仕事が入っている。今日無理して翌日に疲労を残すわけにはいかないのである。「徳川さんはまた見るチャンスがきっとある。」と思ってそれで終わり。奈良に行ったら、高松塚古墳や石舞台は車でうまく回れない。自転車でないと色々と見て回れないのでレンタサイクルを借りて回っていたら、年のせいか少し疲れてきた。10ヶ所ほど見る予定を6ヶ所にして終わり。特に法隆寺や中宮寺も菩薩像だけ見て終わり、法隆寺も特別展をやっていたみたいだが見ずじまい。そして薬師寺や唐招提寺、春日大社などもかすって終わり。「またのんびりくればいい。」そんな感じである。夕方まで奈良にいて近鉄と新幹線で夜には品川に戻り、翌日は朝一から仕事。全く疲れが残っていない。こういう話をすると何のために遠方まで、折角旅行に行ったのかわからないと言われるであろう。世の中の殆どの方は無理して全部回るのではないだろうか。私は仕事柄そういう方達の身体を診てきた。「そんなに無理してあとで身体から怒られる。」と感じている。やはり無理なくがいい。この考え方の根本は「我慢弱い」である。だから家内と旅行してあまりくたびれたことがない。このことは旅行に限らず、食生活や仕事でも同じだと思う。ある程度若い時に無理をすることはあるだろうが、40才を超えたら、我慢弱い生き方でいいのではないだろうか。最近そんな事を考えている。

2018年5月15日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中