指の握力と周辺の環境

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頚椎損傷で右手の握力が5kgしかない方のリハビリをしている。握力が7kgを割るとコップを落とすので、日常生活に問題が出る。半年間のリハビリで何とか18kgまで回復してこちらは絶好調と思っているが、中々本人は納得がいかない。身体を調べてみると握力のない右手の問題ではなく、左手の使いすぎである。また肩の左右差で首がゆがみ、頭の血行不良により、目まで疲れやすくなっている。左手を使いすぎると心臓の反応(左腕のこりと心臓の反応点が近いため)も出やすい。試しにと思って左手の握力のデータを取ったら、以前より下がっている。完全に環境が悪い。リハビリをしていても具合の悪い右手のことばかり言う方は多いが、実際は支えている反対側の治療がうまくいくかどうかによって成績が違う。よく父ちゃん母ちゃんと言っているがまさにこのことである。右手の握力のデータにより25kgは出ると思う。25kgまでいけば取り敢えず日常生活には問題は起こらない。この方はもう一息である。

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2016年9月17日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中