握力とふらつき

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首を痛めて手の握力低下で通っている方がいる。初めは箸が持てなかったが、最近は何とか仕事がこなせるようになってきた。年末は忙しくなるみたいで、今まで週に一度通っていたのに少し空いてしまった。久しぶりに握力を測ると下がっている。ある程度予想はしていたが、数字で見せられるとやはり落ち込む。話をしながら少し気になることを言った。少し眩暈やふらつきがあるという。内科で薬をもらって何とかなっているが、「握力とは関係ないですよね?」と言う。「いやいや多いに関係があります。耳が良くないと集中力が落ちて首がこります。そうすると自律神経が緊張気味になるので、腕の血管を締めます。握力が落ちるのは当然です。」「そうなんですか。ではノロウィルスにやられて少し下痢気味ですがこれも関係しますか?」「もちろんです。お腹に力が入らなければ手に力は入りません。結局握力は手の力ではなく、全身の状態の結果なのです。腕や首だけ治してもダメです。」「そうですか・・・・。」リハビリを長くやっていると手足の症状はそこばかりに目が行くが、全身状態の結果である。この方には一度耳鼻科で調べてもらった方がいいと話をした。

2016年11月12日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中