歯列矯正とセロトニン、抗真菌剤の話

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以前から治療している小鳥タイプの方が、ここ数ヶ月なぜか調子が悪いという。食欲はあるし、精神面も問題がないのに理由がわからないという。詳しく問診してみると去年から歯列矯正を始めたという。お腹を触ると胃と腸がかなり硬い。歯列矯正で多少の痛みもあり、よく噛めないことがわかった。良く噛まないで胃にものを送れば胃は怒る。怒った胃が腸にいい状態で物を送れるわけがない。結局腹圧が上がり、その影響で腰は治らなかったわけである。最近は血液や毛髪などで体内の物質を詳細に調べる検査があるがそれで調べてもらったら、セロトニンが下がり、カビの感染があるということだった。セロトニンは腸で作られるし、カビの感染があるということは免疫が下がってしまったということである。ほとんど腸で解決がつく。検査をしたところは専用のサプリや抗真菌剤を飲めと言うことだが、我々から診ると歯医者で歯列矯正中でも口腔内ケアーと噛める方法を指導して戴き、我々がお腹を温め揉み腰痛を治してから、それでもだめならサプリや薬を考えたらどうだろうかという話をした。原因は歯列矯正なのだから全て飲むものだけで解決するというのは、少し違うと感じてしまう。今後分業で専門家が増えると重箱の隅を突きながら、「もっとこの○○が増えるように、これとこのサブリを飲むといいです。」という話が増えると思う。問題の本質は良く噛むということだけなのに、全く違う解決法らしきものがはびこる怖さがある。

無題

2016年1月28日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中