段々効かなくなる肩の注射

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常連さんが肩が痛くて何とかならないかという。調べてみると我々が鍼灸や筋膜リリースをやるより、医者に行って注射を打った方が早く治りそうなので、神経ブロックでもと勧めた。専門の所で4回打ったが、初めは良かったが4回目はほとんど効いていないという。この話を聞き、「実はそういうものです。だから大学病院などでは初めはえらい先生が打ち、段々下の先生が担当になる。患者にしてみるとえらい先生の打った注射が効くと感じてしまう。注射は本来段々効かなくなるものです。だから次の手というか引き出しの多い先生ではないと、患者に飽きられてしまう。そこが腕の見せ所ですが、引き出しも無数持っているわけではないので、小出しにして患者が効かないと言ってくれば、少し変えて次の手となるわけです。肩は殆ど長引かないので、我々にしてみると気が楽です。膝や腰・股関節はいくらでも長引きます。患者がまた痛いと言って来ても直に治ってしまうからです。治療する先生はそんな事を考えながらやっています。」「そうなんですか。それがわかると大分気が楽です。」「だから次回診察の時に4回目の注射は全然効かなかったと言えばいいです。中身を変えるか追加するかで打ってくれるはずです。そんなので通っているうちに治ります。」「なるほど。全体像がわかると楽ですね。」こんな会話をよくしている。

2018年2月4日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中