病院内の伝達

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常連さんのお母さんが膝が治らず困っているという。身体を診たら治療効果を全く感じない。「今病院で受けている治療は効いているのですか?」と聞いたら、「実は全く効いていないのです。これには理由があって、整形の医者に診てもらってその先生がリハビリの先生に指示を出すのですが、その整形の医者が殆ど膝を診ず、適当に指示を出すものだからピントはずれの内容なのです。リハビリの先生はわかっていて、『これでは効きませんね。』と言っている。しかし指示だからやらざるを得ない。整形の先生にものを言えないというのです。これで困っています。」「そうなんですか。僕も病院にいたからわからないわけでもないが、僕なら整形の先生に『先生のご指示の○○ですが、患者が△△の状態で困っています。この指示のままでは良くなりそうにありませんから、違う指導を下さい。』と言ってしまいますが、そのリハビリの先生が若くて少し控えめな先生だとそういう事が起こります。困ったものですね。」患者もその若いリハビリの先生に気を使って通っている。なんとも困った状況だが現実である。立場の違いや力関係がどうしても働いてしまう。患者には直接関係ない話なのだが、それで恩恵を受けられないことが起こってしまう。こういう話を聞く度に困っている。

2019年4月10日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中