眼の鍼に関して

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以前、網膜色素変性症の方から頼まれ毎日鍼治療をしていた。ちょっと打つ角度が微妙で、眼球には触れないのだがある一定の角度で鍼を入れる。数センチ刺すと患者が「そこ!!」と言うので鍼を止める。我々の指の感覚は眼窩の骨にぶつかっていて、膜を刺激する感覚がある。毎日やっているとどうしても月に一度ぐらい出血してしまう。患者さんは気にしないというのだが、目の周辺の静脈出血なので何ともお岩さんみたいで見た目が悪い。数日すればアザみたいのは引くのだが、こちらが気を使ってしまう。この治療は目の疲れに抜群に効くので出版関係の方にも多用していた。しかし確率的に5%、20回に1度は必ず出血する。どうしてもそれが気になって最近は余程でないと治療しない。目の周辺は血管が豊なので仕方がないのだが、何とも見た目が悪い。最近は美容鍼で細いのがあるが、やはり出血は避けられない。女優さんが時々顔に鍼をやってくれと言ってくるが、撮影前は断っている。こちらにしてみると20回に一度だが、本人にしたら大当たりである。この辺のバランスは難しい。

 

無題無題1

2016年8月8日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中