睡眠薬と頭痛

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中高年の女性で眠れないという方は多い。The Bi-Digital O-Ring Testを使って薬を合わせても、中々患者さんの思った結果が出ないことがある。その一つの理由に昼間に薬を合わせるのと、実際に飲む夜に薬を調べるのでは違うと言うことです。昼は交感神経優位で血管を締める方向ですから、睡眠薬や安定剤などの血管を少し開こうとする薬は有効と判断されます。しかしそれを実際、夜の副交感神経優位で血管が開いているときに飲むと、もっと血管が開いてしまうので、身体はいやだと反応します。それが頭痛です。中々こういう問題は難しいですか、身体で確かめるしかありません。今までもThe Bi-Digital O-Ring Testでいいと思ってやってみても、いい結果が出ないときは必ず原因があります。自律神経の事までは調べるときに考慮していないのです。以前にはなかった考え方で、時間別に身体の変化をみる学問があります。昼間は交感神経優位である程度甘い物を食べても身になりません。だから昔から3時のおやつというわけです。しかし夜は副交感神経優位なので、甘い物は全て吸収します。同じ物を食べる時間で反応が違うというわけです。こういう身体の微妙な変化まで捉えないと正しい治療ができません。こんな問題がありふれた睡眠薬と頭痛の間であるのですから、複雑な薬でどれだけの不具合が起こっているかわかりません。自分の身体の反応や勘を信じて対応するしかありません。本当の意味で身体に優しい薬には当分到達しそうにありません。飲まずに済めば良いのですが、なかなかそうもいきません。しかし諦めることなく進みたいものです。

2016年11月22日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中