老人性掻痒(そうよう)症

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何となく難しそうな言葉だが「掻痒 そうよう」とは痒いということである。今日紹介で来た方は蕁麻疹が治らず、痒くて仕方がないという。近くの皮膚科の薬も効かず、健康食品や塗り薬をどうしたら良いかという。まず過去の薬を見ると、高血圧、心臓不整脈、糖尿病、前立腺肥大症、呼吸器疾患に不眠症と色々ある。投薬を一つずつ聞いていったら、去年の春はひどい咳で2ヶ月ほど苦しみ主治医ではない先生に漢方薬を出してもらったという。こうなると少し複雑である。まず老人性掻痒症の場合は原因がさしてあるわけでもなく、治りにくいことが多い。まして糖尿病があると難しくなる。よく内分泌の先生が、「老人の糖尿病で掻痒症は現代医学で中々治せない。漢方で効くのが少しあるが、いつも手を焼いている。」と言っている。本来であれば心臓や糖尿病を診てくれている先生が掻痒の薬を出してくれれば良いが、何の脈絡もなく近くの皮膚科に行っても中々いい結果は出ない。 出来れば普段診ていてくれる先生が漢方薬を出してくれれば1番いいが、聞く話では漢方をやらないという。そうなると呼吸器の先生は去年漢方を出してくれたのでそちらで聞くしかない。それでもだめならBスポット療法や歯周病、腸と診ていくしかない。単に痒みなのだが、糖尿病が入ると少しややこしくなる。話をしながら「そんなに色々と絡んでいるのか、ただ塗ってね駄目なわけだ。」と患者が感想を言っていた。

2019年2月5日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中