耳下腺の腫れに関して

印刷する

常連さんが左耳下腺だけ腫れて困るという。医者で調べてもらっても血液に異常が出るわけでもなく、辛ければ抗生剤を出すという。歯医者では左であまり噛むなと言われマウスピースを作ったが良くならない。耳鼻科でも異常はないという。八方塞がりで何かないかという。まず考え方だが、周辺に炎症はないか考える。こういう場合は中咽頭や咽頭扁桃を疑う。中咽頭ならがんを疑うし、咽頭扁桃ならBスポット療法で治療できる。次に骨格の異常を考える。足底板や仙腸関節の治療、寝方や仕事場での姿勢などを疑う。治療法もただ抗生剤を飲んでいるときだけ腫れが引くのでは芸がないので、口腔内を刺激するという方法がある。よく紹介する歯医者が顔面神経麻痺の時に、口腔内粘膜を刺激しなさいと指導している。耳下腺自体は刺激できないが、内外翼突筋を刺激する方法がある。場所が分からなくても右左の口の中で左右差のある所を擦るだけでいい。今まであまり思いつかない治療だろうが、口腔内粘膜には色々な臓器との関係が指摘されている。中咽頭や咽頭扁桃が問題なければ試す価値はあると話した。

2017年10月16日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中