肘の内側の痛みについて

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時々肘痛の方が来る。特に肘の内側は机の角などにぶつけると小指までビーンと響くところがある。ここは解剖的に開けるとすぐに神経が出てきて皮膚から浅い所を通っている。なかなか治らない場合は医者に言ってステロイドを注射するのだが、医者も神経損傷など起こすと大変なことになるから、「鍼で何とかして。」と言ってくる。何となく整形外科とリハビリで患者を譲りっこしてしまう。こんな場合は鍼よりお灸が効く。そしてよく出てくる話しに雑巾が絞れないというのがある。我々から見ると腕は伸ばしたり曲げたりする筋肉はかなりあるが、捻る筋肉が極端に少ない。だから肘の痛みで雑巾が絞れない症状は最後まで残る。逆に雑巾が絞れれば治癒である。後はジャムの瓶が回せなかったり、ドアノブが回しにくい。大体患者が言ってくる症状は同じである。痛いのを我慢しながら使い続けると本当に難治性になってしまう事があるので、買い物などで重い物を持ったり、料理でカボチャみたいに硬いものを切ったりは、ある程度痛みが落ちつくまでは止めた方がいい。忙しい主婦の方が痛めてしまうと色々支障が出るのはわかるが、ここはあまり甘く見ない方がいい。

2018年12月25日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中