肩の痛みを足底で取る話

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着付けをやっている方の左肩の痛みがなかなか取れない。腕を酷使するので、丁寧にそこを治療しても肩の痛みは変わらないという。考え方を拡げて反対側や胸筋、鎖骨下と治療しても楽にならないという。普段なら数回で治療できるのに、今回は中々難しい。これだけ長引くのだから、明確に何処かが狂っているのだろうと脚に目を向けると、左の大腿四頭筋が硬い。これは胃経の反応なので胃に負担がかかっていることはわかるが、肩まで痛みを出すことはない。周辺を調べると鼠径の圧が高い。これはおかしいと思い、股関節を調べたら左だけ異常に硬い。これが何から来るのか調べたら、右の足底腱膜炎があった。左肩の痛みで感じなかったのだろうが、明らかに右と左で足底の状態が違う。右足底を集中治療したら、殆ど左肩の痛みが取れてしまった。足底腱膜炎で脚のバランスが狂い、狂った土台の上に左肩の痛みが起こってしまった。理由がわかればどうと言うことはないが、ここまで調べるのが大変である。改めて身体は全身を診ないと答えがでないと思った。

 

2016年6月30日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中