背中の痛みとバロメーター

印刷する

以前から長時間、車の移動などで背中の痛みが出る方が、ゴルフで首までおかしくなってしまった。治療自体は難しくないのだが、患者さんにこういう話をした。

「昔はこういう背中の痛みを取ろうとムキになっていた。頑張って取れて良かったと思っていたら、違うところに同じような反応点が出る。今度はそこを取ると他の場所にまた出る。ある時これは取るべき痛みではなく身体のバロメーターだと気がついた。バロメーター自体は悪いことをしなければ痛みは出さない。もしこれがないといくでも人間は無理をしてしまう。ある程度の所で痛みを出し、これ以上はやってはいけないと教えてくれる有り難い存在である。だからなくすのではなく、共存して常に監視をして戴く。感謝を持って居て頂く。そんな感じで治療するとうまくいく。」

こう考えると何だか居て頂きたくなる。急に有り難い痛みに感じてくるから不思議だ。身体が痛みを出すのは全て理由がある。身体君の本音に寄り添うように喜ぶようにしていくとうまくいく。現代医学はすぐに殺すとか壊すとか言うが、共存という考え方は大事である。

無題

2016年7月18日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中