腰椎圧迫骨折と胃炎

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腰椎圧迫骨折後、胃炎が治らないという方が来た。以前から「リハビリ難民」に関しては書いているが、数週間の入院後、レントゲンで問題がなければ例え圧迫骨折でも病院から出されてしまう。我々から診るとそこからリハをして、機能回復させる必要があると思っているが、病院の都合もあり中々そうはいかない。そんな状態が長く続けば痛めた腰をかばおうと背中が硬くなり、その影響で胃の機能低下が起こる。そんな状態でいくら胃薬を飲んでも駄目で、背中を治療して胃に対して自律神経系を調整しないと胃は機能してくれない。そんなに難しい話ではないのだが、こういう機能低下に関して病院は苦手である。数年間悩んでいる方も多く来る。胃が機能せず腹圧が上がれば足もおかしくなる。そういう方の特徴は寝ている時は楽で、立つと具合が悪くなる。足に血が行くのは重力で問題はないが、腹圧が上がれば戻るのが大変である。だから足が浮腫むとか熱感があると訴えてくる。しかし寝ると治ってしまうので、大きな問題だとは感じていない。腰に痛みが出ても圧迫骨折をしたから仕方がないと思っているが、経験上、圧迫骨折が原因の痛みというのは非常に少ない。腰周辺の筋肉の環境が悪いだけでも十分治療可能である。中々リハをやってくれる先生と巡り会えないのは残念だが、以前より確実にリハビリ難民は増えている。リハ専門病院が出来るとすぐに患者で一杯になってしまう。レントゲンで問題がなくなったあとほんの数回治療するだけで、こんな目には逢わなくて済むのだが現状はそうはいかない。我々は自費治療ということもあるが、必ず全身隈無く触る。何処にどんな問題が起こっているかは触ればわかる話である。医聖ヒポクラテスもマッサージの必要性は説いている。いつの時代からパソコン画面で人を診察するようになったのか。残念な話である。

無題

2016年6月29日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中