腸とカプサイシン

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常連の奥さんが旦那のトイレのあと臭くては入れないという。娘達からも嫌われていて、どうにかならないかと相談を受けた。これはまず2つ考えなければならない。一つはご主人の腸内環境が悪い場合と、次に食べ物からの影響。特に食べ物で影響があるのは辛いものなので聞いたら、「キムチや一味が大好き。」だという。こうなると実験方法はまずキムチや唐辛子などを2週間ほど止めてみてどうなるかを見る。これで改善されれば唐辛子が犯人。唐辛子に関しては成分はカプサイシンだが、このカプサイシンを我々は免疫治療をしている方達には止めている。がんの治療の時もそうだが、あまりお薦めしていない。薬効をキャンセルしたり、以前腸にどう悪い影響があるか書いたが、ある国ではキムチの輸入禁止をしているほどである。カプサイシンを有害物質として扱っているところもある。昔の和食にはわさびや生姜はあったが、唐辛子はほんのお印程度だった。今は劇唐とかハバネロとかいつから日本人は辛いものを食べるようになったのであろうか。これで治らなければ腸内環境。匂いの成分はインドールとスカトールといって、ある程度原因物質はわかっている。こうなると取り敢えず乳酸菌を飲んで様子を見る。乳酸菌もビフィズス菌だけでなく、数種類を試してみる。また酵素なども使ってみる。ここまでして治らなければフードチェックである。匂いの強いものを好きだと起こりやすい。こんな話をしたら、早速家族会議を開くと言っていた。

2017年4月27日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中