膝蓋下脂肪体について

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最近は筋膜リリースでセミナーに出ていると新しい事を学ぶ。
「膝蓋下脂肪体」は膝のお皿の下にある脂肪組織なのだが、膝を解剖すると動脈・静脈・神経を脂肪が取り囲んでいる。
膝は曲げるために少しふわふわな組織にしておかないと曲がらないためだろうと思っていたら、この膝蓋下脂肪体が膝痛に関係があるという。
膝痛の方はよく診るが、「膝の中が痛い。お皿の下」とよく言われる。
膝蓋下脂肪体炎では脂肪組織に血管が作られ、硬くなり膝の動きを阻害して痛みを出すという。
今までも8-9割治っても完治しない例が沢山あったが、この膝蓋下脂肪体がかかわっていそうだ。
これは超音波診断装置で中を確認出来る。
当院でも超音波は勉強中だが、今までは働きが判らなかったものが、診断技術の発達と共に原因が解明されつつある。
解剖教室で何も感じないで見ていた脂肪が悪いことをしているとはすこし意外だったが、真実はそんなものかも知れない。
犯人ぽくないものが犯人。
この膝蓋下脂肪体の事を考える度に、

「そこにそんな働きを持たせていたのか。想像すら出来なかった。」

神様の設計図に改めて感服した。

2017年4月3日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中