薬はどれくらい様子を見たら良いのですか?

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よく、「漢方薬は効きが穏やかで結果が出るまでに時間がかかる。」と言われるが、我々はそんな感覚を持っていない。長い歴史の中で結果が出たものだけ残っているのが本当に話で、風邪の初期に葛根湯を飲めばカーッと熱くなり風邪が抜けてしまったり、咳や鼻水の時に小青龍湯を飲めば咳や鼻水が止まったり、足の浮腫の時に五苓散を飲めばおしっこで水分が出てスッキリしたり、関節が痛いときに疎経活血湯を飲めばすぐに効いたりと即効性のあるものしか残れない。体質改善や骨を丈夫にするとなれば当然、時間がかかるがそれ以外のものは劇薬に近い。それを漢方では「証 しょう」と言って診断をして漢方薬を決定する。だからこの考え方を無視して薬を飲むと当然副作用が出る。厚労省も漢方薬に副作用が多いことは認めている。では1つの薬、どれくらい様子を見たら良いだろうか。大体2週間が目途である。これは腸の実験をするとよくわかるが、新しい乳酸菌を試すのに数日ではわからないし、1ヶ月もやって効果がないのは効いていない。食べ物でも2週間ぐらい続けると効果は大体わかる。例えば咳で病院に行って薬を出され、1ヶ月も飲んだのに咳が止まらなければ効いていないことは明白である。この2週間という期間が丁度良い。これが1つの基準である。

2018年8月2日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中