認知症の薬で頭の血流が下がる話

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今日来た70代の男性は以前から、やる気が出ないといって通っていた。胃腸の治療や鼻炎など徹底的にやって本人も納得のいくレベルまで回復したが、先月担当医に、「少しアリセプト(アルツハイマー型認知症およびレビー小体型認知症の症状進行を抑制する薬)でも試すか?」と言われて、飲み始めてすぐに食欲がなくなったという。これはおかしいと思って薬剤師に聞いたら、「胃腸炎をよく起こします。担当の先生に聞いてみます。中止になると思います。」と言われて担当医も中止ということで薬をやめた。しかしこの薬頭のアセチルコリンやセロトニンを改善するという謳い文句に負けて、また密かに飲み始めたという。そうしたら胃腸炎が治まらない。そしてきた途端、「兎に角色々な頭の数値を測ってくれ。」ということで調べたら、ここ2年ぐらいで一番数値が悪い。アセチルコリン、セロトニン、ドーパミン、テロメア全て低い。そして一番気になったのが胃腸が(-6)と最低。胃腸が働いていないことを意味していた。「食欲ないでしょう。」と聞いたら、「今まで感じなかった胃の重さを感じる。胃が動いている感じがしない。」と言っていた。結局アリセプトの服用で胃腸を壊したのだ。胃腸が壊れると頭の血流は挙がらない。鬱病は胃腸から治すのが基本である。この薬で認知症をよくするのか悪化させているのかわからない。せめて胃腸対策だけでも取ってくれれば何とかなると思うのだが、何度も書いているが、頭を治すのに胃腸がダメだと殆ど治らない。

2016年11月7日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中