貧血になれている女性

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常連の女性で身体は痛いし、元気はないし、体調が悪くてしょうがないという。話を聞いたら不正出血があり、ヘモグロビン7.5g/dlだという。普通は10g/dlを切ると問題にするのだがかなり低い。完全な貧血である。本人もおかしいと思って近くの医者で鉄剤をもらって、医者が来月来いといったからそのままにしたという。女性は出血になれているのであまり危機意識がないのだろうが、貧血は動悸・息切れ、顔面蒼白、鬱病までなってしまう。閉経が近いからといって、不正出血をそのままは困る。すぐに婦人科へと話したら、行かなければダメですかといった感じである。以前も同じような症状の方がうちで治療の後、楽になったから婦人科へは行かなかったと言われて、こちらが焦ってしまい、何でも楽にすればいいというものではないということを学んだ。特に貧血で自転車や車の運転時、自分ではブレーキをちゃんと踏んだつもりでも力がないので、車が止まらないで事故になることがある。そんな危険をはらんでいるのだが、案外のんびりしている。特に婦人科は2ヶ所ぐらいで診て戴いた方がいい。診察の内容が微妙にずれることがある。そしてもう一つ医者に行かない理由が、貧血になってからいい夢ばかり見るという。貧血と夢の関係は知らないが、ちょっと虚血で脳内麻薬でも出ているのではないかと想像してしまう。いずれにせよ、貧血はあまり甘く見ない方がいい。

2017年4月27日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中