走っていないのに坐骨神経痛が出る?

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トライアスロンの競技によく出ている方が、「最近走っていないのに、坐骨神経痛が出る。全く理由がわからない。」と言う。調べてみたら、坐骨神経痛ではなく胃炎による坐骨神経痛である。お尻のある場所は胃炎で反応する。小野寺臀点と言って非常によく反応の出る所である。お尻は3箇所の反応があり、真横が股関節の反応点、これは脚の左右差を意味する。胃腸の反応点は小野寺臀点と言って、胃炎で反応する。脚に近いところは本来の坐骨神経の通り道で、坐骨神経痛ならここが痛む。この方は胃腸の反応点しか反応がなく、胃炎であることは間違いない。本人に聞いたら、胃は全く痛くないので胃炎ではないという。しかしここ3週間ほど風邪をこじらせて薬はかなり飲んでいたという。胃の反応点をThe Bi-Digital O-Ring Testで調べたら、(-6)とかなり悪い。自覚症状が出ない事はよくある。試しにお腹を触ったら、少し触ったたけで痛がる。そしてハムストリングにも反応が出ている。これは下腹部の反応点である。薬で胃がやられ、抗生剤で腸内細菌が死ぬ。へそ下(腸の反応点)を触ったらかなり硬い。胃腸炎は間違いない。坐骨神経痛は走ったり冷えたりだけで反応するわけではない。胃腸と密接な関係があるので、例え自覚症状が無くても、注意してしなくてはならない。この方に胃薬を勧めたら、飲みたくないというので温灸をした。胃が楽になるレベルに応じて坐骨神経痛が楽になるはずだと説明しながら、自宅でもお灸をしてもらうことにした。中々本人の自覚症状だけ聞いていたら、原因を探れなかった。こういうケースは胃粘膜保護剤と乳酸菌を飲んでいればかなり防げたと思う。

無題

2016年10月19日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中