足のつりと五十肩

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新年早々、常連さんが足がつって肩も痛いという。調べてみるとつったふくらはぎは筋肉の中の方にしこりがあり、触っただけでも痛がる。こういう場合は芍薬甘草湯がいいので、薬局で相談して下さいと言い、五十肩に関してはレントゲンを撮って注射でもしてもらってださいと言った。「肩は鍼が先生、専門でしょう。」と言うので、「確かに専門ですが、あなたの場合はそんなにひどくないし、鍼が体質的にそんなに合う方ではない。何もしないでうずけば灸が良いですが、このくらいならほおっておいても6ヶ月程度で治るでしょうから、優しい治療をしながら3ヶ月ぐらいで良くなるようにすればいいと思います。世の中には何が何でも早く治して欲しいという方はいますが、肩の辛いリハをガンガンやりながら注射もまめに受ければ、1ヶ月治療期間が2ヶ月ぐらいになるかもしれませんが、すべての治療がきついです。足がつるのもしっかりしこりがありますから、ガンガンほぐすのは楽ですが、その痛みは足がつるのより痛いかも知れません。長年やっているといいとこ取りで、病気の全体像を見ながら考えています。少し年を取ったせいか多少時間はかかり、治癒率は高くなくても優しい治療がいいと思うようになりました。選択肢はあなたが持っていますが、僕が進めている治療は僕が同じ状態の時にこういう治療がいいのではと思ってやっています。もっと早くと言われればいくらでも出来ます。どうしますか?」病気によっては長期戦がある。病気の特徴も見ながら戦術をいつも考えている。

2018年1月6日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中