過食とセンサー

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正月は次から次へと過食の方が来る。朝から晩まで過食過食と言っていると少し飽きてくる。ある方から、「先生はどうして過食をしないのですか?」と聞かれて、「過食をするのは簡単です。今食べている量の2倍は食べられます。しかし食べた後に何が起こるかというと、僕自身の指のセンサーが働かないのです。何処に問題があってどの角度でどれだけの刺激を与えるかは殆ど勘でやっていますが、それがわからなくなるのです。だから患者さんから『いつもより効かない。』と思われて患者さんが来なくなります。死活問題です。食べ過ぎて血が殆ど胃腸に集まり、指や脳に行かないのでしょうね。」と答えた。「確かに私もお昼を食べた後に少し眠くなり、ミスをしやすくなります。そう言うことなんですね。」昔ある不動産会社の社長が、「僕は1日2時間しか働かない。それは朝の7時から9時まで。皆が出勤してくると仕事にならない。昼ご飯を食べると眠気との戦いなので、難しい仕事ではなく、お客様としゃべる程度の仕事にしている。だから正味働いているのは2時間。後は報告を受けてしゃべっているだけ。その2時間だけ本当に集中している。」この話もセンサーの話をしている。責任ある方達は満腹後に重要な判断をしない。それぐらい過食は問題である。

2018年1月9日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中