選ぶことが苦痛

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30代の新米ママが治療中、コンタクトが痛くて目を擦っている。人は段々年をとるとそんなにはっきり見えなくても不自由がないので、コンタクトで痛がるのは若いうちだけだという話をした。私自身眼は悪いが、車の運転以外はメガネをかけない。書類を読むときに不自由はないし、映画なども何となく分かればいい。白衣のまま外に出て、患者さんから声をかけられることが時々あるが、近づかないとどなただかわからない。デパートに行っても殆ど買う物もないので、じっくり見るということはない。本屋さんで少し見るぐらいである。ただ不便なのは慣れない駅で、○○線乗り換えは何番線という標識が見えないので、近づかないといけないぐらいである。年をとるは人は選ぶのが苦痛になってくる。子供達が旅行のプランを立ててくれる場合、全部やってくれればいいが、ここはこう、あれはこうといわれると、「任せるからやって。」となってくる。仕事で上司に報告する場合も、「50件の中から厳選して3つに絞りました。最終的に部長決めて下さい。」と言われれば部長はやりやすいが、「全部目を通してください。」とやられると参ってしまう。この選ぶという能力は若い方達が、結婚相手や仕事を選ぶためには絶対必要な能力だが、そこそこ年をとるとあまり必要がない。段々、人はいつもと同じが1番安心する。

 

2015年11月5日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中