顎関節と鼓膜

印刷する

常連さんで睡眠時無呼吸症候群の方がマウスピースが合わず、顎関節症になったという。朝起きると顎がカクカクいい痛むという。そして何となく鼓膜もおかしいという。マウスピースは治すのだが、治療で何とかならないかという。色々と調べてみると、顎関節には顔面神経がかかわっていて、鼓膜近くにも枝を出している。場所的に三叉神経がかかわっていると思ったら、顔面神経だった。最近の参考書は身体を自由自在にCT、MRIで切ってあるので実に見やすい。昔では考えられなかった情報が得られる。まずは顎関節にかかわっている筋肉、関節、動脈の通り道、ツボなどを刺激して、最後に顔面神経の通り道に鍼を浅く刺す。この治療がうまくいけば鼓膜の症状は減らせるはずである。完治はマウスピースを待つとしても断面図で顎関節と鼓膜と顔面神経の位置関係が簡単にわかるので治療しやすい。いい時代になったと思う。

2018年6月5日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中