高血圧の治療について

印刷する

まだ50歳前の女性が高血圧で薬を始めたという。本人に、「高血圧はどうしたらよくなると思いますか?」と聞いたら、「減塩です。」と定番の答えが返ってきた。我々から診ると少し違う。次の3つのことがいつも気にかかっている。

感情の起伏を減らす
身体を冷やさない
鼻炎を治す
感情の起伏で交感神経優位になり、血圧は上がる。いつも穏やかな気分でいるといい。「こんなに怒ったら血管に悪い。まぁいいや。」このぐらいが血圧にはいい。身体を冷やすと末端が硬くなり血圧が上がりやすい。夏のエアコンや冬場のお風呂、寒い日のお出かけなど万全で望みたい。鼻炎に関しては呼吸器のクラミジア・ニューモニエ感染があると動脈硬化症の原因になると言われている。鼻炎などまめに治療しておきたい。Bスポット療法はお薦めである。あとは血管年齢を調べておくこと。ABI・PWV検査と言って、手足の血圧や脈波の到達時間から血管の硬さを割り出す。こういう検査機器のある病院で尚かつ救急病院に前もってかかっておくことである。何かあった場合に、救急病院なら救急車に乗って、「○○病院にカルテがあります。」と言えば行ってくれる。100%ではないが、病院も自分の所の患者は断りにくい。そして今は血栓溶解療法(t-PA治療)と言って脳梗塞で倒れても3時間以内なら回復の可能性がある。普段から家族によく伝えておき、何かあった場合は、○○病院にすぐ運んでくれと言っておくことである。正常血管は本来、1000mmHg以上でも切れない。動脈硬化症や他の要因で段々限界血圧が低くなるが、140mmHg以下だと切れずに詰まるので降圧剤で下げようとしている。詰まって脳梗塞から時間の勝負である。そんな事を描きながら治療を進めるといいと思う。

2017年4月27日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中