鬱病と新人

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鬱病治療をしている方がひどくさえない顔で来た。見た途端悪化がわかったので話を聞いたら、職場で人間性を疑うような人が入ってきて担当してくれと言われたという。患者さんは我慢強い方なので、「あなたがこのまま我慢すればもの凄い不味いことが起こる。そんなに問題児なら今なら社長に言って止めさせてもらえば良いが、時間が経つとあなたの病気が悪化して仕事の能率が落ちる。新人が社長に何かあることないこと吹き込むとそれを社長が信じてしまうことがある。だからこんな時は我慢弱くして、すぐに手を打ちなさい。社長に次のように言いなさい。」

  1. その人とはもう関われないのでその人を首にして下さい。
  2. 首に出来ないのなら私が辞めます。
  3. このままなら週に2回はマッサージにかからないと身体が壊れるから、治療代で月に5万円支給して下さい。

そんな話をしたら、社長が新人の首を切ったという。まずはやれやれだが、こんな時も我慢強い方は対処が遅れる。仕事柄このまま我慢すれば患者の身体がどうなるかがわかるので、早めの処置の話をしたが世の中には耐えている方はもの凄く多い。今回は早めにけりがついたので良かったが、鬱病の時は正しい判断が出来ない。そんな時のために我々がいる。

2018年5月5日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中