鬱病の心の変化

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当院は鍼灸院なのに鬱病の方が多い。The Bi-Digital O-Ring Testで原因を調べることが出来、その対策で何をすればいいかが分かっている。来る方は頭か肩に鍼を刺すと思っているが、そういう治療をする方は少ない。まず免疫の状態を調べ、必要に応じてマウスピースや鼻炎の治療を勧める。腸を治さないと鬱病は良くならないので乳酸菌やフードチェック、お腹の治療、そして首のゆがみや身体の末端の治療へと続いていく。着ている服や自宅の電磁波環境も大事で、細かい生活指導もしていく。この流れでやっていると中々鍼を打つ機会は少ない。これだけやっても良くならない方はいる。1番我々が困るのは強い薬を20年ぐらい服用している方だ。中々良くならない。ある程度、免疫や腸を良くしてもいまいち治らない方がいる。特に生活に困らない方が多いように思う。昔なら、「働かざる者喰うべからず」が当たり前だったが、今は3食コンビニで親もとにいれば月5万円で生活できてしまうと言う。少し小遣いをもらえば生きられる。そういう方達を診ていて思うのは闘争心のなさである。貧乏なら食べるために必死だから働かざるをえないが、日本人が豊になり、何もしなくても生きられる状況が今はある。ある鬱病患者が部屋に閉じこもっていて外に出ないので、知り合いの方が老人ホームので少し手伝いをしていただけないかと誘われた。渋々行ったそうだが、行ってみて久しぶりに人と接し、おばあちゃん・おじいちゃんの生活の補助をしている内に何をしても感謝され、今までに味わったことのない体験だったので、そのまま介護士の資格を取り、老人ホームの職員になってしまった方がいる。人は自分の幸福のためだけだと長くは続かない。美味しいものや旅行をいくらしてもすぐ飽きてしまう。しかしお世話をしていたおばあちゃんから、「いつも有り難う。あなたに色々とやって頂いているおかげで生きられます。これからも宜しくお願いいたします。あなたが頼りです。」と言われればその喜びは続く。何もしなければ何も変わらない。今までと違うことに取り組んでいくと道は開ける。

2017年11月1日 | カテゴリー : 症例 | 投稿者 : 東洋鍼灸院 田中