体重増加と母の手作り

40代の女性が最近若い頃に比べて10kg太ったので、マクロビの講習を受けて、「砂糖は麻薬」「牛乳と乳がん」「トランス脂肪酸(アメリカでは全面禁止)」の話など色々と聞いてきて、そんなものかと思っていたという。しかしうちに来て又同じ話をされたので、やはりそういうものなんだなぁと思ったという。この方は二十歳ぐらいまでコーラやマック、市販のポテトチップを食べたことがなく、何かあるとお母さんが作ってくれたという。手作りドーナッツに厚切りポテトと愛情たっぷりである。しかしさすがに二十歳を超えて、コーラやマックの味には感動した記憶が鮮明に残っているという。それ以来仕事の後のご褒美はケーキとジュース、そんな生活を続けて10kg太ったという。友達が何人も乳がんをやる中、現在は大丈夫だがこれは母親の功績が大きいという話をした。大事な成長期に外食や糖分過多のものの味を覚えない。そのおかげでどれだけ病気の種を増やさないで済んだかわからない。子供の頃は他の友達がコーラやマックと騒いでいて羨ましいこともあったろうが、すべて手作りをしてくれた母親への感謝は絶えない。「是非、お母さんに伝えて下さい。」と言ったらうなづいていた。

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