受験必勝、100%自分の能力を発揮する方法

1・2月は受験期である。長年、治療の仕事をしていると合格できる能力を持ちながら、本番で体調を崩すケースがある。誠にもったいない話である。よく先輩から、「本番前はリラックスして。」と言われるが、リラックスしようとすると緊張してしまう人もいる。またどうやって良いのかわからない。治療家の経験から、「こんな時はここを刺激すれば治(おさ)まる。」というツボを披露したい。但し、治療したからといって合格を保証するものではなく、あくまで自己の持てる能力を最大限発揮する方法である。

1.イライラを鎮める方法
試験を受けながら問題が解けずイライラする事がある。一問つまずくと次に進めない。段々焦ってくる。そんな時は頭のてっぺんのツボ、『百会(ひゃくえ)』が効く。ツボの位置は身体の正中線と両耳の一番高いところを結んだ交点に取る。触ると少しへこんだ場所がある。そこを押すと頭の中にジーンと感じるところがツボである。ジーンと感じなければツボがずれている。正確にツボを取らないと効かないので注意が必要だ。

2.頭の血流を上げる方法
問題を解きながら頭が働いていないと感じる事がある。頭も臓器だから、血液が来なければ仕事が出来ない。そこで今回はツボというよりは動脈の反応線だ。大脳に血液を供給している最大の血管は『前・中大脳動脈』である。その反応線は黒目の中心ラインとほぼ一致する。線をたどっていくと場所によっては右の図のように少し反応点が拡がっていろ所がある。勿論左右対象とは限らないが自分でここいいなぁと思うところを刺激すればいい。もしそこに浮腫(むくみ)でもあれば強刺激でやってもかまわない。

3.首の違和感を楽にする方法
首のゆがみは肩甲挙筋の付着部を刺激する。首の骨の2-3番の横突起である。

4.肩こりを一瞬で楽にする方法
この方法は少しコツがいる。先ず腕を出来る限り伸ばす。まるで他人に引っ張られているように。その時に延ばした腕の肩甲骨の内側にビーンと刺激が伝わっているかどうかがポイント。ジンジンと感じるまで強く伸ばさなくてはならない。そのまま数秒耐えて、次に右の写真のように、瞬間脱力して手を落とす。数回続けると肩甲骨の内側が何ともジワーッとして効果を実感できる。

image_print印刷する