鼻炎・アレルギー性鼻炎
小鳥とライオンと粘膜
細身の女性、小鳥タイプの方が風呂上がりに皮膚が痒くなるという。鬱病、花粉症やアトピー性皮膚炎もあるので、鼻は大丈夫かと聞いたら蓄膿症でいつも鼻水 が喉に下りて、臭いや味か分からないという。医者に行って取り敢えず抑える薬を頂いてはいるが、何年もそのままだという。これは大変だと思い、まずは鼻か ら治さないと次に進まないという話をした。表面に出ている症状は風呂上がりの皮膚の痒みだが、なぜそれが毎日起こるのかの答えはもっと深いところにある。 小鳥タイプの治療は粘膜と乳酸菌、骨格治療が柱なので、粘膜を治さない限り殆どの症状は消えない。改めて鼻炎や粘膜の病気の怖さを知った。ライオンタイプ の方でも鼻炎があると中々体力は回復しません。鼻炎や咽頭炎など粘膜の炎症というのは少しやっかいで、全身の抵抗力に関わります。鼻炎さえ なければ何の問題もないという人が、それがあるがゆえに坐骨神経痛や心臓の動悸など、簡単に起こります。粘膜の問題というのはそのまま胃腸機能にも影響す るので、腸が良くないと免疫は上がりません。鼻炎も自覚症状がある方はまだいいですが、隠れ鼻炎もいます。何か条件が加わらないと鼻炎が出ない方。そして それがすぐ治れば鼻炎とは思っていない。だから治療はしない。結構こういう方が少し無理をすると咳など止まりません。ライオンタイプで心当たりがある方が いるのではないですか?鼻炎から治しましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の人にはo-ringを使って鼻炎や腸の状態を調べるが、殆どの人が引っかかる。粘膜に問題があるがゆえ、アトピー性皮膚炎が起こりやす くなっているのである。鼻炎、腸、歯の問題、食べ物の選択などをやっていくと綺麗に治っていく。薬だけ塗っているだけではダメである。
鼻洗浄
やる気が出ないといって通っている方に、鼻洗浄の話をした。以前から多少副鼻腔炎が有り、臭いを感じにくく、味覚障害もあったので丁度良いと思った。早速 実行されて、日に2度やらないとスッキリしないという。すっかりはまってしまった。噛み合わせや鼻炎、腸を診ないで、食品も指導せず、首のゆがみもそのま まで頭の血行改善など不可能と思ってしまう。70代の女性で普段と違い首と肩が酷い。本人は何もしていないという。話を聞いてみると鼻炎が治まらず去年軽 い肺炎をやり、最近は物が喉に詰まるという。嚥下困難である。薬を飲む程でもないのでヒマラヤ岩塩で鼻洗浄を勧めた。食べ物で少し気になったので、長ネギ は好きかと聞いたら意識的に食べているという。以前学会で長ネギが肺を弱くする話を聞いたので、調てみたらo-ringマイナスである。僕なら食べないと いう話をしたら、驚いていた。今は鍋の季節なのでわざわざ多く食べているという。もちろんこれは体質の問題なのでネギをやめただけで治るかどうかはわから ないが、実験には値する。長ネギを極端に減らして鼻炎と呼吸器が楽になれば、おのずと首肩の問題は減ってくる。
腸と乳酸菌
乳酸菌に関して問い合わせが多いので少し書きます。Bi-Digital O-Ring Testでは専用の強い乳酸菌を使っています。普通の乳酸菌は1錠の中に菌が100億ぐらいですが、o-ringのは1兆入っています。死菌を使っていま すが抗腫瘍効果が高く、がん治療の第1選択です。次に薦めているのがアレルケアです。ネットでしか買えませんが、ビオフェルミンより良いという方は多いよ うに思います。ビオフェルミンは定番ですが使い続けると慣れてしまう方が多いように思います。そういう場合は少し休んで再開すると効果がまたでます。それ 以外にロロンやエビオス、強力わかもとなどを試していただいています。2つ組み合わせる方法も使います。ビオフェルミン3錠とアレルケア1錠という具合で す。乳酸菌は免疫や花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの第1選択ですから、自分の合うものを早い時期に見つけておくといいと思います。乳酸 菌を飲むと寝違いを起こしにくくなる話をします。もちろん乳酸菌が首に効くわけはありませんが、鼻炎やのどの痛みを訴えている方で、乳酸菌で改善してくる とのどや鼻の後ろ側、つまり首への悪影響が減るわけです。全員にそういうことが起こるわけではありませんが、乳酸菌で鼻が良くなった方が、なぜか寝違いが 無くなったと言っていました。理由を聞けば簡単なことですが、一つの身体のなかではバランスを取り合ってこういう事が起こるのです。
高血圧
高血圧の治療をする場合、鼻炎を治しておくことがコツです。鼻炎でクラミジア・ニューモニアなどの感染があるとこれが血管を硬くするので、注意が必要で す。高血圧と鼻炎は結びつかないでしょうが、こんな所に治療のコツがあります。親戚のおばさんがクモ膜下出血で亡くなったという。それも2回目の発作だっ たそうだ。我々から見ると1回目に倒れたときに、高血圧の治療はしていただろうが、2回目を起こすということは鼻炎を疑う。鼻に慢性感染があると動脈硬化 が進む。これも結びつかないと思う。当院では高血圧の素因のある方は必ず、耳鼻 科での受診を薦めている。
親子の問題
小学生の息子が鼻炎だという。理由をよく聞いたら父親も鼻炎で、医者に行かないという。もしかしたらと思い父親の鼻炎のタイプと息子の鼻炎のタイプが同じ なので、父親が感染源の可能性があるので、耳鼻科で相談しなさいと話した。父親が感染源の場合、部屋をいくらフローリングに変えてもペットを飼わなくなっ ても息子の鼻炎は治りません。治らないには明確に理由があるのです。食事だけで息子の鼻炎に対応出来ません。細かいところばかりつつかないで大きく見ない と治療は結果が出ません。
白米
以前から白米アレルギーが気になっていて、数は少ないが白米を食べない方が元気な人がいる。この方も白米だけ食べたくないという。私が白米をやめた体験談をしゃべったものだから、奥様も白米抜きでご飯を作ってくれるという。それから10日ほどして、この方が鼻炎が楽だという。そして臭いが出てきて、食欲が 出てきたという。白米を抜く話は本来、花粉症対策である。まだ一般的ではないが、鼻炎治療の一つとして白米抜きは選択肢の一つになる思う。